統計
過去10年間の震度4以上の 統計
地震発生回数
2011年7月から2021年6月までの10年間に福島県内・沖を震源とする震度4以上の地震の発生は81回で、全国第3位。気象庁の「震度データベース」を元に、震央を都道府県別に集計した結果である。
熊本県が非常に多いように感じるが、これは2016年の熊本地震の時期に集中しており、この年だけで132回を数えている。また北海道は胆振東部地震のあった2018年に31回を記録した。一方茨城県と福島県は最も多い年で16回、平均すると毎年7~8回と、コンスタントに多いのである。
福島県の地震活動の特徴は巨大地震が無い代わりに比較的大きめの地震が続発すること(文部科学省・地震調査研究推進本部)だという。同本部によれば、今後30年以内の地震の発生確率は、M(マグニチュード)9程度はほぼ0%、M7.0~7.5程度は福島県沖で50%、宮城県沖、茨城県沖ではそれぞれ90%、80%とされる。
今年2月と3月の地震には驚かされたが、この規模の地震は今後も起こるということらしい。備えあれば憂いなし、を肝に銘じて対策を心掛けたい。
出典:気象庁「震度データベース」※震央を都道府県別に集計