統計
福島県内年間降水量

気象庁の過去の気象データから、2024年の福島県内各地点の降水量をみると、最も降水量が多いのは只見で2,229㎜、最少は猪苗代の889㎜、その差2.2倍となっている。
年間降水量は会津西部および県南で多く、少ないのは浜通り、県北と会津の東部となっている。特に只
見町は月別に見ても7ヶ月で上位3位以内、6ヶ月で第1位と、独走状態だ。
地域別傾向を見ると、県北地方は標高1,200mの鷲倉を例外として、年間を通して降水量が少ない。ただし、二本松だけは6月・8月に降水量上位となっている。
県中・県南地区は比較的降水量が少ない地域だが、県南では5月・9月には雨量が増える。
浜通り北部は降水量が少ないが、浜通り南部は4月・10月に降水量が多い。
会津地方は春から夏にかけて降水量が少ない地点が多く、年間を通じて多雨の南会津でも3~5月は穏やかな気候である。
まもなく梅雨入り。今年は春から天候不順が続くが、大きな災害にならないよう、ほどほどの雨を祈りたい。

出典:気象庁「過去の気象データ:福島県2024年(月ごとの値)降水量合計」