統計
宿根かすみそう出荷量
福島県は宿根かすみそう出荷量全国第3位。なかでも夏秋期(6~10月)は第1位を誇る。
会津地方南西部に位置する昭和村が一大産地で『昭和かすみ草』としてブランド化されている。日本海型気候で標高も高い昭和村は冷涼な気候を好むかすみそうの栽培好適地。季節が進むにつれ耕地を高いところに移すことや、収穫後に「雪室」に入れて鮮度を保つなど様々な工夫を重ね、出荷量・品質共に日本一と胸を張る。いまや「昭和村の生産量で市場相場が決まる」存在とか。
葉たばこからの転作奨励によって生産が増えたという昭和村のかすみそう栽培は40年近くの歴史がある。農家の高齢化や労働力不足への対策として2017年には就農希望者向けのインターンシップ「かすみの学校」をスタート。新規就農者も着々と増えている。
7月7日は「かすみ草の日」。小さな花々が星屑のようで、天の川を思わせるためという。今
年の七夕飾りには『昭和かすみ草』をぜひ。
出典:令和元年産全国農業地域別・都道府県別の作付(収穫)面積及び出荷量