統計
JGAP認証経営体数
福島県は2020年3月末時点のJGAPの認証経営体数で全国第2位。
GAP(Good Agricultural Practice=良い農業のやり方)はヨーロッパを中心に広まった農場管理手法で、JGAPはその日本版。農業における、食品の安全性の保持・労働者の安全確保・環境保全への取り組みであり、第三者機関による認証を受ける必要がある。東京オリンピック・パラリンピックへの食糧調達基準とされたことで注目を集めた。
静岡県の認証数が圧倒的に多いが、実はそのほとんどが「茶」で、「青果物」「穀物」では福島県が1位となる。
福島県では県と農協とがGAP認証日本一を目指す取り組みを始め、指導員育成や経費負担の軽減を図ったことで認証数が飛躍的に増加した。これは原発事故の風評払拭と生産者の誇りを取り戻すことを目標とするもので、さらに放射性物質対策を含めた独自の基準による「FGAP」認証制度も始めている。
出典:農林水産省「都道府県別のGAP認証取得経営体数(令和2年3月末時点)」