二本松の提灯祭り
秋の訪れを感じるこの季節、二本松市では毎年伝統行事「二本松市提灯祭り」が開催されます。毎年約20万人が訪れるこの祭りは、秋田竿燈まつり、尾張津島天王祭と並ぶ日本三大提灯祭りのひとつとして数えられ、県内でも最大級のお祭りです。その起源は1643年にまで遡り、当時の城主である丹羽光重公の城主就任と政策がきっかけとされています。
また、かつては曜日に関係なく10月の4日~6日にかけて開催されていましたが、2019年からは10月の第1土、日、月曜日の3日間に開催されるようになりました。
現在の提灯祭りは、初日の「宵祭り」、二日目の「本祭り」、三日目の「後祭り」で構成されています。「宵祭り」は祭りの一番の見どころ。提灯をつけた(七町)7台の山車が地域ごとに異なる囃子を奏でながら地域を巡り、二本松神社を目指します。その迫力は見る人を圧巻することでしょう。「本祭り」は最重要行事、「神輿渡御」が行われる日。昼間は山車の合同引き廻し、夜は神社で神輿の宮入りが行われます。「後祭り」は最終日。昼間に各字内で山車を引き回し、夜は観音丘陵を境とした四町と三町に分かれ、合同引き廻しが行われた後に終了となります。
今年は久しぶりに4~6日にかけて開催され、一時雨天となったものの、多くの人々を魅了しました。地元の人々に守られてきた二本松の提灯祭り。その熱気をぜひ来年は味わってみてください。
▲二本松提灯祭りのパンフレット
二本松神社例大祭提灯祭保存会
福島県二本松市金色403-1
TEL:0243-55-5154





