統計
都道府県別神社数
文化庁が毎年行っている「宗教統計調査」の令和6年度版によると、福島県は神社の数が3,007社で全国第7位。東北地方では最上位で、山形県は20位で1,745社、秋田県は33位で1,145社、宮城県以下は1,000社未満である。
全国第1位は新潟県で、明治時代に人口が全国1位になるほど多く、神社数が自然と増えたこと、明治末期の神社合祀政策の影響を比較的受けなかったことが理由(新潟県神社庁)という。
地域(旧国)の中で最も社格の高いとされる神社が「一の宮」である。
927年にまとめられた『延喜式神名帳』に記載された神社で、福島県には4社あるのをご存知だろうか。
石川町の石都々古和気神社は「陸奥国一宮」とされ、古くから山岳信仰の聖地として祀られてきたという。会津美里町の伊佐須美神社は「奥州二宮」、「岩代国一宮」として“会津の総鎮守”と称される。
さらに、棚倉町には馬場都々古別神社と八槻都々古別神社という、2つの「陸奥国一宮」がある。馬場社が上宮、八槻社が中宮として広い信仰圏を営んだと言われる。
インフルエンザの人混みを避けて初詣に行き損なった人も、小誌がお手元に届くころはまだ間に合います。初詣は節分まで。恵方の神社に出かけてみるのはいかが?
出典:文化庁「宗教統計調査」令和6年度