統計
夏秋きゅうり出荷量
福島県は夏秋きゅうりの出荷量日本一。通年では第4位となるものの、上位産地が春から6月にかけて出荷した後、7~9月に集中的に出荷することにより、大きなシェアを占めている。8月の京浜地区で流通するきゅうりの2本に1本は福島県産といわれるほどだ。
県内でのきゅうりの栽培は1960年代から須賀川市を中心とする岩瀬地区で本格的に始まった。栽培に適した気候条件と、栽培方法の改良によって、まっすぐで調理しやすいと人気に。原発事故後に落ち込んだ市場価格も現在では全国平均を上回る。
その須賀川市で毎年7月14日に行われるのが「きうり天王祭」だ。
きゅうりを2本奉納し、1本をもらって帰るという祭りで、これを食べると病気にかからないと言い伝えられる。(今年はコロナ禍により中止)
長い間県内一の産地だった須賀川市だが、実は平成28年を境に伊達市にその座を明け渡した。令和2年度市町村別出荷量では伊達市が全国1位、須賀川市が2位となっている。