統計
スキー場数
毎年、スキーの全国大会が開催され、オリンピック選手の合宿地になるなど、福島県は全国でも有数のスキー場数があり、スノースポーツができる環境が整っている。福島県以外にもランキング上位に東北が多いが、必ずしも降雪量=スキー場数とはならないようだ。新潟県以外の北陸3県(富山県・石川県・福井県)の年間平均降雪量は福島県より多いが、スキー場数は3県合わせても福島県よりも少ない。その理由のひとつとして、都心からのアクセス性があげられる。福島県のスキー場の多くは、都内からでも車で約3時間30分あれば行くことができるが、北陸3県は約6時間かかる。同じ北陸でも新潟県は車で約4時間。上越新幹線もあり、停車駅からのアクセスがいいスキー場も多い。スキー場が立地するには積雪量や雪質などの自然条件に加えて、アクセスのよさも求められたのであろう。
県内のエリア別でみると会津地方に集中しており、特に磐梯・猪苗代と南会津に入込客数が多い傾向だ。なかでも磐梯の星野リゾートネコママウンテンは「アルツ磐梯」と「猫魔スキー場」という2つのスキー場が1つのスキー場になり、国内でも最大級のスキー場として昨年話題になった。
前シーズンは雪不足で営業期間が短いところが多かったが、今年は雪が多い予想となっている。スキーヤーやスノーボーダーはもちろん、スキー場関係者も雪を心待ちにしていることだろう。
参照:(一社)日本スノースポーツ&リゾーツ協議会 国内スキー場数一覧