2019.02/vol.385 2018年1月~12月 福島県 新聞折込広告調査
【折込本数増加率】
2018年の福島県全体の年間折込出稿量は前年比95.2%でした。
前年からの伸び率では1位が「各種スポーツ施設・教室」で前年比130.30%でした。それと連動し、「スポーツ・レジャー用品」も前年比104.50%となっています。働き方改革や健康志向の高まり、近年のフィットネスブームが要因ともいえます。
前年比で最下位となった「引越サービス」は人手不足が影響し、料金高騰も話題となりました。
全地区でスーパー(L)が1位。福島・南相馬で減っているものの「折込チラシ=スーパーのチラシ」のイメージが強いと思います。パチンコ店は上位にある地域が多いですが、2007年に開始した宣伝自主規制以前に比べて約6割減っています。
いわきではランキング圏外ながら不動産も活発で、他の地区が減少する中、いわきだけが建て売り、マンション、仲介・その他など増加しました。もうしばらくこの活況は続くと見られています。
今年は元号改正や東京五輪プレイベント、女子サッカーとラクビーのワールドカップ、消費税増税などが予定されています。昭和から平成になった際には、経済が活性化し、日経平均株価の最高値が平成元年に記録されました。改元や増税の駆け込み需要などが各業種に影響を与えることが予想されます。