会津若松市「会津そばの駅」
「まちの駅」シリーズ第19弾。なかなか明けぬ梅雨の晴れ間の五月晴れのなか、会津若松市材木町にある手打ちそばと会津郷土料理のお店「会津そばの駅」二丸屋武蔵亭へ伺いました。
会津若松市の西南に位置する下町的な材木町に、蔵造りの店舗をかまえております。創業は明治41年。以来、東山温泉の新滝さんの近くで山菜のお土産屋を営み、その後、手打ちそばを提供するようになりました。昭和57年に現在の場所へ移転し、私で3代目となります。この地は、地下5mも掘れば水質のいい水が出る地域で、ほとんどの家庭で井戸水をひいておりまして、水がいいということは、そば打ちにうってつけの場所でもあるということなんです。店名の二丸屋はそもそもの屋号で、そこへ、先代の名をきざみ、昭和46年に二丸屋武蔵亭となりました。
日本で一番古い山菜製造元。「深山のものを都の人へ」を合言葉に、昭和44年に山菜加工業をはじめ、築地経由で京都へ卸すと、その味の評判がひろまり、「会津二丸屋」の名が知られていきました。まちの駅としては、まちの駅連絡協議会立あげ時から関わり、今年で11年目をむかえます。当「会津そばの駅」のおすすめは、粒そば(そばの実)、山菜、なめこ、じゅんさい、にしん天ぷらの5つの味がたのしめる「武蔵そば」や天丼定食、会津地鶏親子丼セット。これからは、農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれた「会津鰊山椒漬」の味を、全国、全世界に、もっともっと伝えていきます。
会津そばの駅 二丸屋武蔵亭
福島県会津若松市材木町二丁目8番18号
0242-28-1208
http://www.aizunimaruya.com/