会津若松市「まちの駅 白虎隊の学び舎」
「まちの駅」シリーズ第26弾。前々回ご紹介した「はなの駅会津村」から車で数分。会津城下を眼下に見おろす見晴らしのいい高台に「まちの駅 白虎隊の学び舎」があります。
ゴールデンウィークまっただなかのさわやかな風がふくらむ5月初日。まさに、桜の見ごろを迎えている会津地域には、県内外から観光客が多くおとずれ、ここ「まちの駅白虎隊の学び舎」会津藩校日新館にも、観光バスや県外ナンバーの車が日ごとにふえはじめています。文武両道の誉れたかき会津藩のもと、今から214年前の享和3年、5年の歳月をかけ会津藩校日新館は完成しました。その創設より溯ること寛文4年には、日本で初の民間による学問所「稽古堂」も開設されており、当時から、教育へのとりくみの先進地として、会津藩の名は全国にとどろいていました。
国の発展の基礎は人材の育成、即ち教育にあり。幕末当時、水戸の弘道館、萩の明倫館とともに、日本三大藩校と呼ばれた会津藩校日新館。その礎を築いたのが、会津藩家老田中玄宰。「教育は100年の計にして、会津の興隆は人材の養成にあり」この言葉どおり、保科正之公から脈々と受つがれた会津士魂は、今なお、この地に息づいています。まちの駅加盟は平成23年7月。震災からたちあがるため、今こそ地域連携の必要性をつよく感じ、会津の観光再興に少しでも寄与できればとの思いで加盟しました。「日に日に新たに」という日新館の名にはじぬよう、これからも「会津らしさ」を伝えてまいります。
会津藩校日新館
福島県会津若松市河東町南高野字高塚山10
TEL:0242-75-2525
FAX:0242-75-3215
http://www.nisshinkan.jp/