まちなか観光の玄関口「まちの駅 会津」
「まちの駅」シリーズ第15弾。会津若松駅から徒歩15分。大町通りの一角に、会津町方伝承館はあります。観光客はもとより、地域のお客様も足しげく通う、まちなかの「ホっと」ふれあいステーション。ここから会津の今昔物語がはじまります。
会津町方伝承館は、昭和61年に創設し今年で30年を迎えます。昭和61年といえば、レンズ付きフィルム「写ルンです」が誕生した年でもありますが、今、若い世代を中心に再び人気がではじめているようで、「写ルンです」片手に会津のまちなかへ出かけてみると新しい発見があるかもしれませんね。そんななか、職員の鈴木さんにお話を伺いました。「平成21年4月にリニューアルしまして、震災を経て5年が経ちますが、震災当日、2階のギャラリーでは、御年80歳のご高齢の方がニットなどの編物の展示販売会をされていて、そのときのことは今でも鮮明に憶えています」。
震災の影響は、会津町方伝承館の建物自体にはなく、営業もつづけられたようですが、「物資が入らず、生活には困りました。まさかガソリンスタンドに並ぶなんて…」。その後の風評被害はいうにおよばず、今なお、会津だけでなく福島県そのものがぬけだせずにいます。「確かに、NHKの大河ドラマには救われました。いまだに『ドラマ名の桜はどこにありますか?』という問合せもあるほどです」。この4月からはアフターDCがスタート。「ここでは、会津の民芸品販売、絵付け体験の他、レンタサイクルなどもございます。また町内会とも連携してまちなかをもりあげてまいります。会津へお越しの際は、街角のオープンカフェで一息いかがですか」。
福島県会津若松市大町二丁目8-8
TEL 0242-22-8686
http://www.tsurugajo.com/machikata.html