統計
令和5年東北清酒鑑評会受賞数
毎年10月に審査が行われる東北清酒鑑評会の結果が発表された。
仙台国税局が東北の酒造りの技術向上のために61年前から行っているもので、今年は東北6県の148の蔵元から吟醸酒の部、純米酒の部に合わせて277点が出品された。この中から優等賞を選び、各部の最優秀賞1点、評価員特別賞2点を決めている。
福島県は吟醸酒の部、純米酒の部合わせて27点が入賞し、受賞数は3年連続の第1位。特に純米酒の部では、最優秀賞、評価員特別賞の上位3位を独占した。
毎年5月に行われる全国新酒鑑評会は絞った後比較的早く出荷する吟醸酒がほとんどなのに対し、暑い夏を越えて熟成した酒の味を競う清酒鑑評会では酒蔵の技術力が試されるという。仙台国税局の担当者は「各酒蔵が知恵を絞って『おいしい東北の清酒造り』に尽力した成果が感じられる清酒がそろった」と講評した。
東北は全国新酒鑑評会での受賞数が多く、酒造りのレベルの高い地域。その中での受賞数最多は、ベストオブベストといっても過言ではない。まだまだ知名度が実力に追いついていない感のある福島の酒。もっともっとアピールしたいものだ。
出典:仙台国税局鑑定官室「令和5年東北清酒鑑評会概況書」