統計
ふるさと納税受入額
2022年度のふるさと納税による寄付額の福島県内市町村のランキングを見てみよう。
第1位は福島市で、モモやリンゴの定期便のリピーターが多いのに加え、人気ダンススタジオのレッスンなど新たな返礼品が人気となったようだ。本宮市は前年比7.7倍で県内市町村で最も伸び率が高く、市内の工場で製造しているビールを返礼品に加えたことや掲載するふるさと納税の仲介サイトを1つから4つに増やしたことが功を奏したという。
白河市は市内の工場で製造しているオーディオ機器、磐梯町では町内に工場を持つカメラメーカーのレンズなどの返礼品が好評だ。
さらに8月の下旬にはいわき市のふるさと納税の注文が通常の4倍に跳ね上がるという現象が起きた。福島原発の処理水の海洋放出日が決まった8月22日以降の1週間で、寄付総額は1,734万余り。その9割近くが水産物への応援で、福島の魚を食べて応援したい、福島の漁業を少しでも支援したいというメッセージと共に寄付が集まっているという。
「応援したい都道府県や市町村に寄付する」この制度がさっそく活用されているようだ。
出典:総務省自治税務局「令和4年度受入額の実績等」