2025.09/vol.078
秋の味覚「きのこ」の、意外なチカラ
すっかり涼しくなり、秋の気配を感じる季節になりました。
スーパーにも「秋の味覚」が並び始めていますね。今回はその中から、名脇役ともいえる“きのこ”に注目してみましょう。
実はきのこ、低カロリーで食物繊維が豊富なだけでなく、ビタミンDの供給源としてもとても優秀なんです。
ビタミンDは、骨の健康維持には欠かせない栄養素。特に日照時間が短くなるこれからの季節は、意識的に摂りたい成分の1つです。実際、ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収が悪くなり、「骨粗しょう症」のリスクも高まると言われています。
きのこの中でも特におすすめなのは、干ししいたけやまいたけ。
生の状態でもビタミンDは含まれていますが、市販の干ししいたけは乾燥過程で日光を使わない(機械乾燥)ものが多いためビタミンDが少ないこともあります。天気のいい日に、パックから出して1~2時間日光浴させるとビタミンD量が5~10倍まで増えるので、ぜひ、日光浴させてから調理してみてください!
ひと工夫で栄養価アップ。そんな知恵も、秋の楽しみのひとつですね。