2024.08/vol.066
東山盆踊り
毎年8月に、会津若松市の東山温泉街では、中央を流れる湯川の清流の上に櫓を組んで「東山盆踊り」が行われます。「会津磐梯山」の唄とお囃子で、東山温泉の芸者衆や女将も踊りの輪に入り誰もが参加できる夏の風物詩となっています。東山盆踊りの始まりは、昭和19年に遠く親元を離れ、この東山温泉に学童疎開していた子供たちを元気づけるために始まりました。また、2011年に起きた東日本大震災では、「相馬盆唄」の唄とお囃子が流れ、会津に避難していた大熊町の人たちも参加し、感動の盆踊りとなりました。
今年、東山盆踊りは80周年となります。コロナ禍のときは開催されませんでしたが、今年8月1日.2日.3日.4日に開催となりました。会津人の優しさと温かさあふれる東山盆踊り。いつまでも大切にしたいものです。