会津若松の昭和が息づく老舗料亭「割烹の駅」
「まちの駅」シリーズ第10弾。昭和4年4月。この地に店をかまえ、今年、創業86年を迎える老舗割烹「萬花楼」。創業者の思いとともに、「萬花=万華」のごとき楼閣の風情を今に、未来に。
ここは、鶴ヶ城にほど近い、市の中心部でもある東栄町。そこに1,200坪の広大な敷地を有し、今も、地元のお客様に愛されつづける「割烹萬花楼」があります。「代々、この店を守り、受け継ぎ、さらに、つないでいくことが、お客様への恩返しだと考えています」と四代目女将の大塩真理さん。藩政時代から伝わる「おみや」と呼ばれる鯉の甘露煮、郷土料理の「こづゆ」にはじまり、会津の旬を粋にあじわえるもてなしの空間こそ、店名の「萬花楼」たる由縁。「まちの駅としても、協議会立上げ時より今年で丸10年。震災をのりこえられたのも、お客さまのおかげです」。
来年で10回目を数える、毎年恒例の「萬花楼桜まつり」。「そもそも、女性客に、本物の『東山芸妓衆』の鳴り物や踊りをみてもらいたいとはじめ、今では、東京からの予約も入るほど人気の昼食お花見会席で、まちの駅『割烹の駅』を代表する催しとして定着しております」。とともに、「『ひとさらにくちづけて』会津塗手塩皿でいただく会津のご馳走」と銘打つ会津・武家の料理番物語「会津塗マリアージュ」事業にも積極的にとりくみ、新しい会津漆器の価値向上にもつとめています。「600坪の日本庭園を愛でながら、心ゆくまで、会津をあじわいつくしてください」。
まちの駅 割烹の駅 割烹 萬花楼
福島県会津若松市東栄町10-6
TEL 0242-27-4567
http://www.mangerou.com/