歴史感動ミュージアム「まちの駅 会津藩」
「まちの駅」シリーズ第16弾。会津若松市内東側の山の麓に、「いにしえ夢街道」という城下町あいづ道草街道があります。白虎隊隊士が自刃した飯盛山から東山温泉までの3kmの道中に、「まちの駅 会津藩」の会津武家屋敷があります。
会津武家屋敷は、かつての会津藩家老、西郷頼母がくらしていた約280坪にもおよぶ広大な家老屋敷を移築復元するとともに、旧中畑陣屋(県指定重要文化財)や会津歴史資料館、会津くらしの歴史館など、当時にタイムスリップしたような気分をあじわえる、会津若松市内屈指の歴史テーマパーク、名づけて歴史感動ミュージアム。まさに、受付正面に据えられた大きな冠木門をくぐりぬけると、そこには、江戸中期の時間と空間がひろがり、今にも、西郷頼母が姿をあらわしそうなほど。「この近くに、会津藩主松平廟所もあり、この時代の空気感をもとめて、県内外からお客様がいらっしゃいます」と岩淵部長。
いにしえ街道から東につらなる峰々には、戊辰戦争での殉難者のお墓も多く、葬られた会津藩士とともに、かの新選組組長、近藤勇も深い眠りについています。当時、京都から逃れてきた土方歳三は、傷を癒しながら、毎日、墓参りをしたといわれています。余談ですが、その天寧寺には、「会津士魂」の著者でも知られる早乙女貢氏のお墓もあります。「西郷頼母の家老屋敷近くに、西郷四郎の像がありますが、ご存じ、小説『姿三四郎』のモデルになった彼は、西郷頼母の養子として育ちました」。「最近は、女性お一人でいらっしゃる方も多く、敷地内を時間をかけてご覧になっています。そんなみなさんに応えられるよう、会津人の人情も発信してまいります」。
福島県会津若松市東山町大字石山字院内1
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