和田さんは埼玉県本庄市に生まれ、父親の実家のある矢吹町に移り住み、高校卒業後、働きながら20歳の時に日本大学の通信課程に学び、東京の企業へ転職とともにスクーリング。その後、旧知から玉川村のビールを通じた地域おこし協力隊募集を知り、こよなくビールを愛しいずれは醸造の夢を抱きはじめていた和田さんは、この千載一隅の機会に応募。昨年7月に着任後、田村市にあるホップジャパンでクラフトビール醸造のノウハウを学び、同村の「あぶくまビール」でクラフトビール「乙な麦酒」の製造、販売の支援活動に取り組んできた。同村は50年前にホップの生産組合があり、大手メーカーへ提供していた歴史的な背景もあり、新たな村産ホップのクラフトビール醸造の担い手をめざしている。

▲新商品 乙な小麦(左)と乙な麦酒(右)