統計
熱中症による救急搬送人員
総務省消防庁「救急救助の現況」より2019年8月の1か月間の熱中症による救急搬送は人口10万人当たりで福島県が最多であった。以下、群馬県、山形県と夏の暑さに定評のある地域が続く。
福島県の870人の内訳をみると、9割が18歳以上で、なかでも65歳以上の高齢者が6割近くを占めている。さらに、発生場所は半数が自宅で、「炎天下の屋外作業」で発生というイメージを覆すものとなっている。
今年は新型コロナウイルス感染症のため、自宅にいる時間が長くなることや、マスク装着や換気のために冷房効果が下がるなど、熱中症への懸念が高まっている。救急搬送の際にも感染症か熱中症かの区別がつきにくい、という話もあり、予防を心掛けることがさらに大切になりそうだ。
総務省消防庁:「救急救助の現況」令和元年8月1日~31日