2025.12/vol.081
体の中からポカポカに! 冬に取り入れたい“陽性食品”
みなさんは「陽性食品」という言葉を聞いたことがありますか?
「陽性食品」とは、体を温める方向に働く食材のことです。寒い地域で育つもの、地中で育つ根菜類、塩分や発酵のある食品などがこれにあたります。例えば、にんじん・ごぼう・れんこん・しょうが・味噌・納豆・チーズなどが代表的です。
寒さが本格化する冬は、体が冷えやすく代謝も下がりやすい季節です。そんな時期こそ、体を体内から温めてくれる「陽性食品」を意識的に取り入れることがおすすめです。
中でも、冬におすすめしたいのが「根菜類」。地中でゆっくり育つ根菜は、太陽のエネルギーをしっかりと蓄えており、体を芯から温める効果があります。食物繊維も豊富なので、腸内環境を整えて免疫力アップにも効果的。特にごぼうやれんこんは食感も良く、炒め物・煮物・汁物など、どんな料理にも使いやすい万能選手です。
また、しょうがは“生”と“加熱後”で働きが違うのもポイント。生のしょうがに含まれる「ジンゲロール」は血行を促して発汗をうながす一方、加熱することで「ショウガオール」という成分に変化し、より体を温める作用が強くなります。寒い季節には、すりおろしたしょうがをスープや味噌汁に加えると、体の芯からぽかぽかになることができます。
さらに、発酵食品である味噌や納豆には、腸内環境を整えて免疫力を高める働きもあります!冬は風邪や感染症が流行りやすい時期でもあるため、「温め+免疫サポート」の両方を叶えてくれる発酵食品はまさに一石二鳥です。
冬の食卓で「陽性食品」を上手に味方につけて、冷え知らずの毎日を過ごしましょう。


