福島県全体では前年比96.9%。07年12月から福島県内のパチンコ店で宣伝広告の自主規制が始まったため、「パチンコ店」は全地区で前年を割りました。「家電」も07年秋に大手電機店が合併した影響もあり、いわきを除く4地区で落ち込んでいます。「外食・テイクアウト」や「その他小売」は全地区で増加しました。特に「その他小売」は金・プラチナ買取店が急増した影響もあり、業種別にみても一番の伸び率となっています。08年度も引き続き増加すると思われます。
その他に、郡山、いわきでは「建て売り」が上向きでした。県外からの不動産メーカーの出店も増え、数多くのメーカー名を見聞きするようになりました。また、今回のランキング圏外になりますが、メタボリックなどの健康意識の高まりからか「各種スポーツ施設・教室」が全地区で117.8%と伸びています。女性専門のフィットネスクラブや、短時間からの利用が可能なスポーツジムなど、気軽に利用できるようになったということが要因であると考えられます。和・洋菓子店などの「一般食品」や「靴・履物」、「百貨店」も10%以上伸びました。

今後の動きとしては、郡山市は丸井が閉店した駅前の活性化が課題になります。また、郡山市内の内環状線富田地区の開通が遅れていますが、住宅地である八山田地区とを繋ぐ道路なだけに、早期開通が望まれます。福島市は西道路(R13号)の南伸計画により交通の利便性が高まり、商圏も大きく変わってくると思われます。南福島では大規模店を中心に移転やリニューアルオープンが続いています。年末には大型スポーツ店がリニューアルオープン予定です。その流れで郊外型商業施設などの出店が予想されます。南相馬市では、当初の予定より遅れていますが、南相馬ショッピングセンターが今秋オープンの予定です。また、近県では栃木県の那須と宮城県の仙台にオープンするアウトレットモールや仙台パルコの影響も気になります。
2008年度は、昨年度から続く円高や原材料費の高騰で個人消費の回復は鈍そうです。しかし、7〜8月は洞爺湖サミットやオリンピックが開催されます。それにより、環境意識が高まり“eco”というキーワードが浸透し、「家電」や「自動車」、定着しつつあるクールビズの「その他衣料・身の回り品」などに影響を与えることが予想されます。 (営業部/中村清人)
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